トケイノヲト

趣味の時計 記録簿 現在上海赴任中

SEIKO SKX781-K3 ORANGE MONSTER

セイコーのSKX781-K3
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久しぶりの更新。オレンジモンスターです。7S26を積んだ、いわゆるファーストモンスター。発売が2000年らしいので、20年になるんですね。

この時計の素晴らしさは、なんと言ってもデザインのオリジナリティだと思います。
今では沢山の派生モデルも上市され、モンスターシリーズとして定番デザイン化した感すらありますが、初めて見た時は相当インパクトを感じました。派生モデルがいくつも生まれていると言う事が、このデザインの持つオリジナリティの強さの証左でしょう。
派生モデルはどれも魅力的なのですが、やはりシンプルなファーストモデルは完成度が高いですよね。時計に興味を持に始めた頃からずっと気になってましたが購入までは至らず、入手したのは発売からかなり経ってから、たぶん2010年前後だったかと。
シリアルNO. は70****なので2007年10月製でしょうか。価格も良く覚えてませんが2万円前後だったかと思います。

ちなみにこの各針が揃った状態、Rocket handsと呼ばれてる様ですが、なんかカワイイですよね。
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このモデルは、複雑なディテールが満載で、下手したら下品なゲテモノデザインになりそうなところを破綻なくまとめた秀逸なデザインだと思います。良い意味で造形の破綻など超越した強引さでデザインを丸め込んでいる印象です。そのデザインの力強さが結果としてモンスターと言うニックネームに現れているのではないでしょうか。

例えば、真っ先に目を引くベゼルの大きな凹凸。その凹みをケースサイドまで繋げてしまう造形の大胆さ。
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その一方で、ベゼルを覆うほど大きく張り出したケース上下によってベゼルシルエットのガタガタ感が緩和され、結果的に全体の調和が取れているんじゃないかなと思います。
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ちなみにこのベゼル、すごく使いやすそうですが、エッジが若干甘いからなのか、正直なところ見た目ほどは使いやすくは無いです^_^; 不満に感じるほどでは無いですし、あくまでも個人的な印象なのであしからず。

ラグ幅は20ミリ、バネ棒穴も貫通式なので気軽にベルト交換が楽しめます。文字盤色に合わせてオレンジブラウンのレザーが最近のお気に入りの組み合わせです。
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迫力ある時計ですが、ケース径は42ミリ。数値的には意外に普通サイズです。
参考まで腕回り175ミリの装着イメージ。
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以前紹介したベビーツナSRP637もある意味派生モデルの一つですね。外胴径47ミリのSRP637と並べても迫力負けはしてないかなと思います。まぁベゼルはほぼ同じサイズなので当然と言えば当然ですが。
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弟の方が体格の良い兄弟と言う感じで良く似てます。並べて比べると、細かい部分の仕上げはやはりSRP637の方が良いですね。でもSKX781の仕上げが悪いと言う訳ではなく、どちらも価格以上の満足度は十分感じられると思います。
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ファーストモンスターはだいぶ前にディスコンになってますが、中古市場には弾数も多く、ブラックも含め今でも入手はそんなに困難ではないようです。発表から20年経っても色褪せない魅力。まだ探せば程度の良いモノが2万円台〜で入手できそうな感じなので、皆さんも一ついかがでしょうか?

ではまた。

SEIKO SKX781-K3
ムーブ :7S26
風 防:ハードレックス
ケース直径(mm) : 42.0
ケース厚さ(mm) : 13.0
竜頭 :ねじ込み式
防水  : 200m
日付、曜日表示 :英語 /スペイン語


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