前に紹介したMovement in Motionのダイバーズ風ウォッチですが、実は以前からダイアル面の黒がパリっとせず微妙にグレーっぽいなぁと感じてました。でも、高級な時計でも無いし、そんなモノかなと諦めてましたが、なんだか前よりグレーがかってきた気がして詳しくじっくりみてみると、、
ガラス全面が薄っすらと擦りガラス状に曇っていて、ガラス内側に針が写ってます。通常であればこんなには映り込まないはずですよね。
さらに光を当てたりして色んな角度から見てみたら、、
やはり風防内側が曇ってると言う事を確信しました。
風防内側の結露は他の時計で何度か経験してて、大抵はすぐに気がつくのですが、今回は綺麗に、と言うか均一に全面が薄く曇っていたので、正面からは分かりづらく、恥ずかしながら気がつくのが遅れてしまいました。
このまま放置してはムーブメントにもよろしく無いので、早速対処する事に。
裏蓋開けて乾燥させる方法もありますが、今回は今までの曇りとは様子が異なり汚れの様な雰囲気もあるので、内部の確認も兼ねて分解して直接拭く事にしました。
まずはスクリューバックを開きます。
開ける前に調べていた通り、ムーブメントはオリエントのCal.46943の様です。一切飾り気のない質素なムーブメントですね。ムーブメント自体に結露等の痕跡やサビは見当たらず、取り敢えず安心。
と、、、オシドリが見当たりません。竜頭が抜けないと風防にアクセスできませんね。
ネットで検索してみるとこのムーブは竜頭二段引きでオシドリが出てくるタイプという事が直ぐにわかりました。そう思って竜頭を出し入れしてみると、ひょっこり出て来る部分を発見。赤丸の中心に見えるこの小さなレバーがオシドリらしいです。
押してみると確かに竜頭がリリースされました。
という事で、私的には初めてのパターンでしたので少々戸惑いましたが、無事竜頭も外れ、ムーブメントを取り出す事が出来ました。
で、写真は撮り忘れましたが、風防内側を見ると、やはり曇りがあったので丁寧に拭き取りました。細かく観察する前に拭いてしまったので定かではありませんが、単なる結露ではなく薄い汚れ(油膜?)との複合的な曇りだったような気がします。ひとまずは拭くだけでキレイになりました。
さて、あとはホコリなどの侵入に注意しながら、ムーブメントをもとに戻し、竜頭をセット。
裏蓋を閉める前にシリカゲル等と一緒に密閉容器(タッパーとか)に入れて全体を2日ほど乾燥させましたが意味があったかどうかわかりません。念のためです。
パッキンにシリコンオイルを軽く塗布して裏蓋をしっかり締めて出来上がり。
風防がクリアになって、何となくグレーっぽかったダイアルの黒色もシャキッとしました。
曇りの原因は不明ですが、開ける時に裏蓋がえらく簡単に開いたので締め付け不足もあるかも知れません。取り敢えずこのまましばらく様子を見てみましょう。
気分転換にベルトも替えてみました。
オリーブグリーンのベルトだと秒針とロゴマークのオレンジが映えますね。
今回裏蓋を開閉した事で防水性に不安が残りますが、気を使って扱う時計でもないと思うので今まで通りガシガシ使って行こうと思います。
ではまた。
ランキング参加中です。
Please click !
↓
あ、この時計のレビューはこちらです↓
記事の写真を見るとこの時から少し曇ってたようですね。
tokeinaut.hatenablog.com