こんにちは。
中国は先週、国慶節の大型連休でしたが特に旅行とかはせず、ダラダラと過ごして終わりました。世の中には暇な時間を恐れる様に少しでも時間があれば予定を詰める人もいるようですが、私はただダラダラ何もせずに過ごすのが大好きな人種ですのて、なんの問題もありません。
ひとつだけ、以前からずっとやりたくて温めていた事をついに実行に移しました。
これです。
言わずと知れたダイソーのミリウォッチ。
これを機械式に改造したら面白いんじゃないかと。
ロレックスみたいだけどクォーツの時計は世の中にたくさんありますが、そのカウンターパートとして、ダイソーみたいだけど機械式って言うのがあっても良いはずです。
(そもそものオマージュ元は機械式ですかね。でも私の意図はオマージュ元に近づける事ではなく、あくまでも「ダイソーのミリウォッチを機械化」する所にあります。結果は似てるようですがマインドはだいぶ違います。)
実はミリウォッチが発売された時からずっとやりたくて、頭の中で、ああしたら良いかな、こうしたら良いかなと考えてたんです。
でも考えてても分からない部分だらけなので、今回連休で時間もある事だし取り敢えず失敗覚悟でやってみる事にしました。
と言う事で今回はダイソーミリウォッチのカスタム、機械化魔改造の顛末をご紹介します。
さて、結果やいかに。。。
改造を始める前に、自分なりに2つだけ目標を設けました。
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①外観は出来るだけオリジナルを保つこと。
どう見てもダイソーミリウォッチなのに、よく見ると機械式、と言うところこそが非常に馬鹿バカしくて面白いポイントだと思うのでケース、文字盤、針などの外装はオリジナルからの変更を最小限に抑えたいと思いました。
②分解やメンテナンスが出来る様にすること。
接着やハメ殺しなどは最小限に。
万が一不具合が出た場合でも、破壊せずに分解、組み立てが出来る構造はキープしたいですよね。まぁ自分なりの機械式時計に対するこだわりです。
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では、早速作業開始。ベースは今回帰国した際にあらためて改造用に買ったものです。
肝心のムーブメントを何にするかは結構悩みましたが、とりあえず値段も安いし扱いも慣れているのNH35を使う事にしました。それに、NH35なら途中で断念しても活用しやすいかなと、、。
おそらく課題は厚さだと思ってます。まぁ試して見て、もしダメなら薄いムーブメントに変更すれば良いし、、と見切り発射しました。
まずはミリウォッチをサクッと分解。シンプルですね。
ムーブメントをスペーサに嵌めた状態で厚みを測ってみます。
スペーサの下の小さい突起まで含めても約4.4㎜。さすがクォーツ、安価とは言え結構薄いです。。
NH35はカタログスペックで5.32㎜なので約1㎜厚いです。やはりこれは厳しい戦いになりそう。。
厚みの件は保留にして、まずは文字盤の固定に取り掛かりました。
干支脚をなんとかしてくっつけようか、それとも両面テープで強引につけようか、、など考えましたが、精度、強度と今回こだわりのメンテ性を考えて結局はNH35用の別の文字盤をミリウォッチ文字盤の裏に重ねて貼り付けることに。
まず元々付いているミリウォッチの干支足をカットします。そしてサンドペーパーで平滑にしたら、同じくインデックスや印刷を削り落としたNH35用の文字盤をエポキシで貼り付けました。どちらの文字盤にも3時位置に切り欠きがあるので位置合わせの目安になりますね。中心の軸穴はミリウォッチの方が少し小さいのであらかじめ広げておきました。
これで一応ムーブメントに文字盤は取り付けられました。
が、ここで最初の問題発生。
文字盤2枚になっているので針を取り付ける軸が埋もれてしまい、時針を取り付けるスペースが足りない事に気付きました。
貼り付けたNH35文字盤は0.4㎜厚。こんな事ならサンドペーパー等で極限まで薄くしてから貼り付けるべきでしたね。
え?貼る前に気づけよ、って? 私もそう思いました。。
しかし既にガッチリ固定してしまった後なので、後悔しても手遅れ。仕方ないので時針をつけた時にハカマが干渉しない様に文字盤穴をかなり大きめに拡張しました。これで何とかなるかな。。少なくとも針の取り付けはかなりシビアになりそうです、、、。
一旦、仮で別のNH35用の針を取り付けてみたところ、かなりギリギリですが何とかなりそうです。良かった。
という事で、次はオリジナルの針を加工して取り付けていきます。
次回、針の加工と取付け編に続く。
乞うご期待