トケイノヲト

趣味の時計 記録簿 現在上海赴任中

MOD3個目 黒SKXケース

久しぶりの更新&やっと時計ネタ。
前回作ったMODのノーロゴ化した3-6-9-12白文字とスクエア針の組み合わせが気に入り過ぎて、同じ組み合わせでもう一つ作ってしまいました。今回は回転ベゼル付きが良いなと思い黒のSKXケースを組み合わせてみました。

モノトーンの中にオレンジ秒針がいい感じなんじゃ無いかなと思います。

基本的に問題無く組み上がりました。が、1点だけ面倒だったのは加工元の5スポーツ文字盤の干支足が3.8時竜頭に対応していなかったので、ミリウォッチ機械化の時と同じ様に文字盤を2枚重ねてます。今回は前回の反省を踏まえ貼り付ける文字盤をできるだけ薄く削りましたがそれでもギリギリで針が地を這ってますね。(やり方は過去記事をご覧ください。)
文字盤を2重にせず、干支足が折れた時に再生する工具で干支足をつけ替える事も出来るので買おうかと悩みましたが、そこそこ値段もするし頻繁に使うモノでも無さそうなので購入は見送りました。ちなみにタオバオのキャプチャで申し訳ないですが、こう言う工具ですね。購入したい方はアリエクの画像検索で見つかるのではないかと。

今回もNATOベルトを合わせてますが、黒ケースは金具も黒じゃないとイマイチしっくりきません。22ミリで黒金具のベルトは持ってなかったのでまた買ってしまいました。安いとは言え似たようなNATOベルト、、何本目だか自分でも分かりません^^;

前回の時計と並べてみるとシリーズ感があって良いでしょ?

さて、中国は先週末から春節旧正月)期間の長期休暇でのんびり過ごしてます。延べ十億人以上の大移動でコロナ問題はどうなるのか、との声も多かったですが、少なくとも上海ではコロナの混乱もほぼ収まり、知り合いの中で感染していると言う話は全く聞かなくなりました。観光地やショッピングモールなどもそこそこ混み合っている様です。中国は広いので地方の事は分かりませんが、、。ちなみに、コロナ感染して1月ほど経ちましたが未だに喉のイガイガは残ってます、、。しぶとい。
ではまた。

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参考まで関連過去記事です。

↓干支足が合わない時、2枚重ねて何とかする方法
tokeinaut.hatenablog.com

↓文字盤のノーロゴ化(植字文字盤に限る)
tokeinaut.hatenablog.com
tokeinaut.hatenablog.com

中国コロナ事情

こんにちは。
中国ヤバイ。と言うニュースが結構出てますね。今中国で起こっている1日数千万人とも言う感染爆発。にわかには信じられないスピードですが、自分や周囲の感染状況、および関係各所から直接耳に入って来るある程度信頼できる情報を総合すると事実ですね。上海ではあっという間に6-7割が感染したのではないでしょうか。

オミクロンはほとんどの人が無症状との噂でしたが、私の周りでは陽性者のほぼ全員に40度近い高熱や耐え難い喉の痛みなどの各種症状が出ています。これらを軽症と言うのかどうかは知りませんが少なくとも無症状の人は皆無と言えるかも。

私の場合、感染初日に一時的に38度台後半まで上がったものの解熱剤ですぐに平熱近くまで下がったので「何だ、本当に普通の風邪じゃん。」と、余裕ブッこいてました。が、翌日から経験したことのない酷い喉の痛みに襲われ、2日半ほど何も食べられ無い状況に追い込まれました。何かを飲み込む度に喉を切られた様な酷い痛みが襲うため、怖くて食事どころか水や唾液を飲み込む事もできない。ほんとに苦しかったですね。
感染7日目を超えた頃に喉の痛みもほとんどなくなり、PCRでも陰性になりました。ただ2週間経った今も咳と痰の症状は残っています。

日本のYouTubeや報道では本当にオミクロンなのか、新しい変異株なのではないかとの心配の声が多いようですが、その点は今のところそこまで神経質になる必要は無いんじゃないかなと感じてます。この混乱は、おそらく効果の低い(無い?)ワクチンと徹底的な隔離政策で人民の免疫力が極限まで落ちた事、そして医療体制の脆弱さから来てると思います。
医者が点滴しながら診察してるとか、火葬場がパンクしてるとか、まことしやかに報道されている事象はおそらく事実なんじゃないかと。でも一方でほとんどの人は私と似たり寄ったりの症状で、イブプロフェンとかの市販薬で何とか乗り切って1週間程度で回復しているのも事実です。
日本で流行したオミクロンとは少し違う株が混ざっている可能性を否定する事はできませんが、万が一日本に流入する事があっても、ちゃんと効くワクチン、しっかりとした医療体制、市販薬が買えるドラッグストアがどこにでもある環境から想像するに、日本では特に混乱は起きないのではないかなと。。

専門家では無いですし確定的なことは言えません。今の中国からの入国管理厳格化も正しい対処だと思います。
あくまでも中国現地の一生活者の感想のご紹介という事で、ご参考まで。

実際こんな感じなので、今月中には集団免疫が出来てしまう様な気がします。これがある程度終息した時点で彼らがまた勝利宣言しそうな嫌なフォース・ヴィジョンが見えますね。
誰が見ても成功事例とは言えないと思いますけど、、。

ちなみに、ある地方都市で若者たちがパトカーをひっくり返している動画を見ました。かなり溜まって来てるようです。いろいろ不安です。


次こそ時計ネタ。

て言うか、あけましておめでとうございます、でしたね。
新年の挨拶を忘れるぐらいストレスフルな毎日です。

昨年はロックダウンに始まりPCRに明け暮れ、感染に終わるという散々な1年でしたが、今年こそは明るい年になります様に。。。

ではまた。

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病は気から。

朝からなんとなくだるいので念のため抗原検査キットで検査してみたら、見事な2本線。
いつかは来るとは思ってましたが、意外に早く感染してしまいました。上海でも感染者が恐ろしいスピードで広がっていて、職場でも日曜日に1人目が発覚してから瞬く間に広がり、今日時点で30人ほどの部署の半数以上が感染してます。
 なんだか陽性が当たり前の様になってしまい、基本的に在宅体制である事もあって、軽症のうちはとりあえず頑張ろうみたいな雰囲気。。。。
少しでも気持ちをアゲるためにお気に入りの時計を眺めながら仕事してます。今のところ体温は37度台前半。このまま軽症のまま乗り切りたいものです。

ではまた。

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A-158WEA-9JF チプカシ プチアレンジ

こんにちは。日本のニュースでも若干取り上げられているようですが、中国は今、突然のゼロコロ終了でかなり混乱ぎみ。上海もまさに感染爆発と言う感じでついに職場でも感染者が出始め、先週から再び在宅勤務になってしまいました。この180度近い急激な政策転換の理由は各所で色々言われていますが、オミクロンの強烈な感染力を前にして、強制PCRと濃厚接触者までまとめて隔離施設に強制収容と言う手法が財政的にも物理的にもこれ以上続けられなくなったと言うのが実際の所ではないかと思っています。勝手な想像ですけど。
もう順番に全員かかるんだろうな、、と諦めモードになってます。。。まぁ隔離施設に送られないのであれば、正直そんなに怖くはありません。ただ経済危機、医療崩壊をきっかけに不穏な事が起こらないかは本当に心配ですね。。

さて、今回は久しぶりの時計紹介。2ヶ月程前のある日、Pinterestに出てきたチプカシの革ベルトアレンジに影響され、つい衝動買いしてしまいました。買ったのはA-158WEA-9JF。(買った後に知りましたが、あいみょんモデルとも言われてるらしいですね。)
革ベルトも同時に購入し早速付け替えてみました。

チプカシは色んなベルトアレンジをしてる人がいますが、その中でもこのゴールド文字盤と生成りっぽいレザーベルトの組み合わせはチプカシのカジュアルさを更に強化する秀逸な組合せではないかと個人的には思います。

A-158WEA-9JFの文字盤はゴールドと言っても若干赤みが強くてメタリック感も抑えられているのでレザーの色味と良くマッチします。
とは言え今回買ったベルトは、まさに生成りのレザーだったので、実は最初はマッチングがイマイチでした。でもオイルを塗って色を落ち着かせたら良い感じになったので良かったです。

スペックやらサイズ感なんかは今更私が書くまでも無いですよね。

中国で買うと偽物つかまされるんじゃないかと心配でしたが、おそらく大丈夫だった様です。おそらく、。
でも検索してみると赤いWRの表示が太字で枠なしのバージョンも結構出てきますね。これは単なる仕様とか年式の違い?
いや、君のがパチなんだよ、と言う方がいたら、こっそりコメントで教えて下さい(^^)

チプカシは他にも何本か持ってるんですが、ここ上海の単身赴任先に持って来てるのはF-201WAだけです。そう言えばこれもゴールドのアクセントカラーですね。

F-201WAは何と言うか、何とも言えないダサい感じがすごく好きです。実用的にもジョギングとかちょっとした運動する時に軽くてちょうどいいので今でもたまに使ってます。もう購入から確実に10年以上経ってますがまだ一度も電池が切れてません。アラームとかライトはほとんど使ってないとは言え、流石ですね。今回買ったA-158は一応7年寿命をうたっているようですが何年持つかな。


時計イジリは相変わらず続けています。MODもその後いくつか作ったのですが、イマイチ気に入らなかったり、気がつけばオリジナルに近づいてパ○モノ時計に近いダークサイドな感じなってしまったりして、。いや、完全にパチではないですし、かなり良い感じのも組み上がってるんですけど、純正パーツを使ってるわけでもないのでちょっとここでは紹介しづらいかな、、と。そんなこんなで更新間隔がだいぶ開いてしまいました。
紹介する時計は出来るだけオリジナル成分多めで行きたいので、良いのが出来た時にまた紹介します。

ではまた。

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ダイソーミリウォッチ機械化計画 その③ケース加工〜完成編

さて、名機?ダイソーミリウォッチを機械式にしてしまおうと言う変態カスタマイズプロジェクト。いよいよ完結?
tokeinaut.hatenablog.com
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文字盤・針の加工に続き、今回はケースを加工し、ムーブメントを組み込みます。

前回書いた様にNH35ムーブメント自体の厚さがかなり厚いので何らかの工夫が必要になります。


まずは少しでも薄くする為に自動巻きのローターを外しました。ローターの回転を押さえながら中心のネジを回せば簡単に外れます。

でも、よく見てみるとNH35はローターをネジで留めるのではなくローター軸が雄ネジになっている構造なのでローターを外しても最大の厚みはほとんど減らないんですね、、。

ただ、全体ボリュームはだいぶ減ります。それに、自動巻き機構を残すにはケースにローターが回転する余裕を持たせる必要がありますが、それは到底無理そうです。

そこで今回はローター無しで,手巻き仕様にする事にしました。



この段階でとりあえずムーブメントをケースに収めて裏蓋を閉じてみます。

やはり全く閉まりませんね。ムーブメントの厚み差の1ミリどころでは無さそうです。
裏ブタの方にムーブメントを乗せて見ると、そもそも直径が収まっていませんでした。裏ブタ内径の方がわずかに小さいようです。

ムーブメントに不可逆な加工はしたくないので、裏ブタの内側をカッターの刃の背の部分で削って裏蓋にムーブメントが収まる様にします。
ローター軸との干渉を避ける為にセンター部分も削ってみました。

しかし、蓋を閉めてみても、さっきよりは少しマシですがほとんど改善しません。
どこがどの程度干渉してるかよくわかりませんが、もっと大胆な方法が必要な様です。

そこで、思い切って裏ブタに大きい穴を開けてしまおうと考えました。
穴は何とかして塞げば良いし、干渉の様子を確認しないと対策も打てませんので。

まずは試しにもう一つ持っていた黒のミリウォッチから蓋を取り外して、平面部分を切り抜くような大きい穴を開けてみました。

もしこれでムーブメントを固定することができたら、その上からもう一つの裏ブタを付けて穴を塞いで、見た目はオリジナルに近い感じに出来るかなと。


で、蓋を閉めてみると、、

少し硬かったですがパチンと蓋が閉まり、何とか収まりました。見る限り歯車などの可動部分への干渉もなく、ムーブメントも固定され、問題無く稼働している様子です。いい感じ。

この穴にアクリル板をはめて裏スケ仕様も良いかなと思いましたが、前述のローター軸が真ん中に飛び出していて、窓を付ける厚みの余裕は無さそうです。

やはり元の目標通り出来るだけオリジナルの外観に寄せていく方向でいきましょう。


穴を塞ぐ為に元のグリーンの裏ブタからリブを削り落として、、

とりあえず先程の穴あき蓋に重ねて載せてみます。

うーん、、。もう少し隙間を減らさないと変ですね。


更に皿状に削って行きます。

写真よりはもう少し削って、、、

一体感は少し足りないですが、ひとまずこれで進める事にしました。

実はグリーンのミリウォッチをもう1つ持っているので本番としてグリーンで同様の穴あき蓋を作ろうかとも思いました。
でも隙間の蓋が黒いと、見ようによってはパッキンをかましてる様なミリタリーぽい武骨な雰囲気もあります。それに2枚の蓋を完全に一体に出来ない以上、むしろ黒い方が違和感は感じないかも、、と思い、結局この黒い蓋をそのまま使うことにしました。
オリジナルの外観に近づける目標は、、、妥協します。

                • -

さてさて。
とりあえずムーブメントは収まったので、次の難関は巻き芯の位置ですね。
オリジナルのクォーツムーブメントに比べてNH35の巻き芯位置は文字盤からかなり離れています。

そこで巻き芯が刺さるかどうか試しながら穴を下側に少しずつ拡張していきます。

最終的にはここまで広げないと巻き芯が刺さりませんでした。ギリギリですね。パイプ状に本体から飛び出た部分も竜頭と干渉してしまうので削り落とす必要がありました。

さすがにこのままだと巻き芯との隙間がスカスカで防水とかそう言うレベル以前に日常使用にも耐えないと思い、一旦エポキシで穴を全て塞いでからピンバイスで穴を開け直します。

この状態でリューズを押し込むと、リューズのパッキンとケースが一応は接触する様なので、まぁ気休め程度だとは思いますが多少の防水性はあるでしょう。
多少はね。。


巻き芯の位置がだいぶ下にズレたので、このままだと巻き芯が固定用の方の裏ブタのリブに干渉してしまいます。そこで下の様に裏ブタも一部切り欠きました。

竜頭は問題なくNH35巻き芯に移設出来ましたので、巻き芯の長さも調整して、、

組んでみました。

問題無さそうです。

最後に右にある穴塞ぎの用の裏ブタをどうやって固定するか、、。
裏ブタ同士をガッチリ接着してしまっても良いですが、裏蓋の剛性が増して現状でもソコソコ硬い裏ブタの取り外しに支障をきたしそうです。最悪の場合裏蓋を開ける際に裏ブタもしくは本体を割ってしまう危険性があります。それでは分解可能にと言う最初のポリシーに反するので今回は両面テープで貼り付ける事にしました。両面テープなら取り外しの際の裏ブタの歪みを吸収してくれるかな、と。それに全周両面テープで塞げば多少の防水性もあるかと思います。


そして遂に




完成です。


そうです。最初の記事の一枚目の写真と同じです。実はこれは完成写真でした。



左がオリジナル 右が改造後の機械化ミリウォッチです。狙い通り正面からパッと見ただけでは区別つきません。まぁ部品は同じなので当然です。


裏から見ると裏蓋が2重になっているので、さすがに違いはわかってしまいますね。刻印には対応電池の品番が書いてありますが改造後は嘘になってしまいます、もちろん気にしませんけど。


右の改造後は裏蓋が厚くてラグが若干浮いてますのでリューズ位置の差はこの写真よりもう少し大きいです。

ここまでこだわったので当然ベルトもオリジナルで。装着してもこのぐらいの角度から見れば裏蓋二重構造は見えますね。装着感には影響はほとんど感じません。

さて、どうでしょうか。

電池交換が不用とかミリウォッチのあの五月蝿いコチコチ音から解放されると言う実用的な面も一応ありますけど、おそらく常人には何の為の改造かすら理解不能ですよね。

自己満足以外の何物でも無いです。

でも、こんなブログをわざわざ読んでくれている変わり者の皆さんの中には共感してくれる人がいるんじゃ無いかなぁ、、と。
いない??

こう言う馬鹿ばかしいコトを一生懸命やる、趣味とは本来そう言うもんです。きっと。
出来栄えはともかく、作業自体はとても楽しかったです。


裏スケ仕様には少し未練があるので、いつか裏スケに再改造するかも。

ではまた。

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ダイソーミリウォッチ機械化計画 その②針の加工と取付け編

ダイソーの五百円ミリタリー調ウォッチを機械式に魔改造すると言う時計好きなら誰もが夢見る漢のロマン。。?

tokeinaut.hatenablog.com

前回の文字盤取り付けに続いて、今回はミリウォッチオリジナルの針をNH35に合うように加工し、取り付けます。


軸の太さが違うことは想定していましたので、当然針穴の調整は避けられないだろうなと思いながらオリジナルとNH35用の針を比較すると。。

上がNH35用、下がミリウォッチオリジナル。
思った以上にサイズが違う、、どの針もNH35用の方がパッと見ただけで分かるほど穴が大きいです。

あわよくば時,分、秒のどれか一つでも無加工で付かないかな、、と言う淡い期待は儚く散りました。

さて、どうしようか、やっぱり少しずつヤスリで削るかな、、と小一時間悩んでいる時に、ふと指輪のサイズ調整を思い出しました。テーパーのかかった棒に差し込んで上から叩く。。あれと同じ様にしたら行けるかも。

                    • -

手持ちの千枚通しの先端がちょうど良さそうだったので針を取り付けてみました。

上がミリウォッチ、下がNH35用の時針。
やはり穴径に結構な差があるのがわかります。

NH35用が止まる位置をテープでマーキングして。上から穴空け用のポンチで、慎重に叩いてみました。

細心の注意を払いながら弱い力でコツコツと叩いて行くと、徐々に徐々に針は下がっていき、、最後には何とかNH35の針と同じ位置まで穴を広げることが出来ました。横から見ると針の根元もちょっと歪みましたけど。

試しにムーブメントに取り付けてみましたが、まだ少し小さかったようでハマりません。そこでさらにほんの少し叩いてはハメてみる、もう一度叩いてハメてみる、と繰り返すと、ちょうどハマる様になりました。

同様に分針の穴も広げることに成功。この程度の精度で大丈夫かは不安でしたが、上手く行ってホッとしました。
無理に広げるのでハカマが破断しないか、かなりヒヤヒヤしながらの作業でしたね。

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残る秒針ですが、さすがに穴が小さくて千枚通しでは無理。裁縫用の縫い針を軸穴に差して縫い針の方を叩く事で何とかなるかな、と考えてやってみました

が、秒針軸の上に乗りはするものの、どうしてもしっかりと固定されません。

今までの経験上、ハメにくい秒針はこの方法で楽に乗る様になるので、行けるんじゃないかなと期待しましたが、元の穴径自体が全く異なる場合、キチンと刺さらない様です。おそらく穴の入口が広がるだけなのでしょうね。
あまり無理をして押し込んで秒針軸を折るのが一番怖いので早々に方針を変更。

別のNH35用の秒針からハカマ部分だけを移植する事にしました。

ミリウォッチの針のハカマはルーターとヤスリで綺麗に落とし、一方で別のnh35用のドナーの針からハカマ部分だけをニッパーで切り落とした物を準備。

位置を合わせてエポキシ接着剤で固定しました。

と言う事で、オリジナルの3針全てを何とかNH35に取り付ける事が出来ました。

うーん、写真的には新鮮味が無くて感動ゼロですね、、でも実際には機械式なのでちゃんとスイープ運針してます。この時点で結構達成感がありました。


さて、次はこの組んだムーブメントをケースに入れていきます。1㎜分厚いムーブメントに0.4㎜の文字盤も余分に付けてしまい、、果たして元のケースに収まるのか。。



まぁ簡単には収まるわけ無いですよね。



次回,ケース加工編に続く。乞うご期待。

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ダイソーミリウォッチ機械化計画 その①文字盤取付け編

こんにちは。
中国は先週、国慶節の大型連休でしたが特に旅行とかはせず、ダラダラと過ごして終わりました。世の中には暇な時間を恐れる様に少しでも時間があれば予定を詰める人もいるようですが、私はただダラダラ何もせずに過ごすのが大好きな人種ですのて、なんの問題もありません。

ひとつだけ、以前からずっとやりたくて温めていた事をついに実行に移しました。

これです。

言わずと知れたダイソーのミリウォッチ。

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これを機械式に改造したら面白いんじゃないかと。

ロレックスみたいだけどクォーツの時計は世の中にたくさんありますが、そのカウンターパートとして、ダイソーみたいだけど機械式って言うのがあっても良いはずです。

(そもそものオマージュ元は機械式ですかね。でも私の意図はオマージュ元に近づける事ではなく、あくまでも「ダイソーのミリウォッチを機械化」する所にあります。結果は似てるようですがマインドはだいぶ違います。)

実はミリウォッチが発売された時からずっとやりたくて、頭の中で、ああしたら良いかな、こうしたら良いかなと考えてたんです。
でも考えてても分からない部分だらけなので、今回連休で時間もある事だし取り敢えず失敗覚悟でやってみる事にしました。

と言う事で今回はダイソーミリウォッチのカスタム、機械化魔改造の顛末をご紹介します。



さて、結果やいかに。。。

改造を始める前に、自分なりに2つだけ目標を設けました。

                    • -

①外観は出来るだけオリジナルを保つこと。
どう見てもダイソーミリウォッチなのに、よく見ると機械式、と言うところこそが非常に馬鹿バカしくて面白いポイントだと思うのでケース、文字盤、針などの外装はオリジナルからの変更を最小限に抑えたいと思いました。

②分解やメンテナンスが出来る様にすること。
接着やハメ殺しなどは最小限に。
万が一不具合が出た場合でも、破壊せずに分解、組み立てが出来る構造はキープしたいですよね。まぁ自分なりの機械式時計に対するこだわりです。

                    • -


では、早速作業開始。ベースは今回帰国した際にあらためて改造用に買ったものです。

肝心のムーブメントを何にするかは結構悩みましたが、とりあえず値段も安いし扱いも慣れているのNH35を使う事にしました。それに、NH35なら途中で断念しても活用しやすいかなと、、。

おそらく課題は厚さだと思ってます。まぁ試して見て、もしダメなら薄いムーブメントに変更すれば良いし、、と見切り発射しました。


まずはミリウォッチをサクッと分解。シンプルですね。


ムーブメントをスペーサに嵌めた状態で厚みを測ってみます。
スペーサの下の小さい突起まで含めても約4.4㎜。さすがクォーツ、安価とは言え結構薄いです。。

NH35はカタログスペックで5.32㎜なので約1㎜厚いです。やはりこれは厳しい戦いになりそう。。

厚みの件は保留にして、まずは文字盤の固定に取り掛かりました。


干支脚をなんとかしてくっつけようか、それとも両面テープで強引につけようか、、など考えましたが、精度、強度と今回こだわりのメンテ性を考えて結局はNH35用の別の文字盤をミリウォッチ文字盤の裏に重ねて貼り付けることに。

まず元々付いているミリウォッチの干支足をカットします。そしてサンドペーパーで平滑にしたら、同じくインデックスや印刷を削り落としたNH35用の文字盤をエポキシで貼り付けました。どちらの文字盤にも3時位置に切り欠きがあるので位置合わせの目安になりますね。中心の軸穴はミリウォッチの方が少し小さいのであらかじめ広げておきました。

これで一応ムーブメントに文字盤は取り付けられました。
が、ここで最初の問題発生。
文字盤2枚になっているので針を取り付ける軸が埋もれてしまい、時針を取り付けるスペースが足りない事に気付きました。

貼り付けたNH35文字盤は0.4㎜厚。こんな事ならサンドペーパー等で極限まで薄くしてから貼り付けるべきでしたね。
え?貼る前に気づけよ、って? 私もそう思いました。。

しかし既にガッチリ固定してしまった後なので、後悔しても手遅れ。仕方ないので時針をつけた時にハカマが干渉しない様に文字盤穴をかなり大きめに拡張しました。これで何とかなるかな。。少なくとも針の取り付けはかなりシビアになりそうです、、、。

一旦、仮で別のNH35用の針を取り付けてみたところ、かなりギリギリですが何とかなりそうです。良かった。

という事で、次はオリジナルの針を加工して取り付けていきます。


次回、針の加工と取付け編に続く。
乞うご期待

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