トケイノヲト

趣味の時計 記録簿 現在上海赴任中

CASIO WAVE CEPTER OVERLAND OAW-100TDJ-7AJF

カシオのソーラー電波ウォッチOVERLANDです。
前回紹介したオシアナスと同じ方からのいただきモノで、同じく何年も使わずに放置していました。
オーバーランドはカシオの電波時計、ウェーブセプターのアウトドアウォッチシリーズ。今ではもうシリーズ自体が無くなってしまったようですが、検索するとミリタリーテイストも感じるなかなか魅力的なモデルが沢山出てきます。
このモデルもアラビアインデックスと内周にリング状に配置された分表示があるミリタリー調のデザインです。
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外装はつや消しチタン、4つの操作ボタンが通常のシルバーカラーなのが少々残念ですが、全体的にはチタンらしい渋い質感がいい感じです。
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ケース幅は41.2㎜ありますがベゼル径は37㎜、厚みも11.7㎜なのでコンパクトです。ブレスレット込みで約85gと非常に軽いです。
ブレスレットもつや消しチタン、写真では本体との色ズレが目立ちますが肉眼ではそこまで気になりません。H型のコマが連なる良くあるデザインですが中間コマは擬似分割、でも悪くはないですよ。よく見ると真ん中のコマの部分は裏から折り返して作っている様で、表からは完全に2パーツに見えますし、一応裏面もデザインされてます。とは言えコマ間の隙間は大きめで、クラスプも板プレス。まぁ価格相応ですかね。
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裏蓋はスクリューバックで10気圧防水。カシオは四角で囲われた番号がモジュール番号と統一されているので取説などを調べる場合はこの番号ですぐに検索できるので助かります。この時計の場合4319 ですね。この手の時計は機能が複雑で取説を見る必要に迫られる事も多いですよね。
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ダイアル面はクリア樹脂製、インデックスの質感も含めてちょっと全体的にプラスチッキーな印象は否めません。インデックスは夜光アラビア数字、厚みもあり、黒で縁取りがしてあるのでダイアル背景との明度差があまりない割に視認性は良いです。時分針の先端と秒針のお尻にも黒縁取りで夜光が施されています。省電力でトルクがあまり無いからか秒針は極細ですが、オレンジに彩色されていて見やすいですね。
秒針に合わせてインデックス内周に同じくオレンジで小さく分数字が印刷されてますが、とても小さいので読ませるためと言うよりはデザイン上のアクセントとしての意味合いが強いと思います。嫌いじゃないです。
チャプターリングにはPMの24時間表示ですね。
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6時位置に液晶パネルが配置されてます。液晶は縦5ドットのドットマトリクスなので、アルファベットや漢字の曜日表示、電池、電波受信のアイコンなども表示出来るようになっています。
ストップウォッチやワールドタイムも3針は使わずに全部この液晶内の表示のみです。

右上のボタンで点灯するLED照明、6時位置からの1灯で若干暗い様に思えますが、実用には十分です。写真は手ブレしてますね。
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さて、この時計、一つの時計にメインブランドのCASIOの他にOVERLAND、WAVE CEPTER、TOUGH SOLARと3つのシリーズ名が表示されてます。そう言えば、この前の初代オシアナスもCASIO、OCEANUS、WAVE CEPTERの3つが併記されてますね。(OCEANUSも元はWAVE CEPTERの1シリーズだったと言うことですかね)
デザイン上色々な細かい表示がある方が多機能ぽくてカッコ良いと言う意見もあるとは思いますが、あまり名前が沢山あると結局その時計が何者なのかが分かりにくくなってしまうので個人的にはどうかと思います。カシオさんもそう考えたのかどうかわからないですが、現行を見ると少し整理され、3つ以上ネームが入ってるモデルはなくなっているみたいですね。OCEANUSは格上げ独立させWAVE CEPTERとの併記はやめた様ですし。
一方でTOUGH SOLARの方はまだ色んなシリーズで併記されてます。こちらはシリーズ名ではなく機能表示の扱いでしょう。
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ラグ幅は20。ベルト遊びも楽しめます。NATOベルトが似合います。

さて、連続してカシオのソーラー電波時計を紹介しましたが、実はブログのネタとして引っ張り出してきただけで、結局また何年も使わないんだろうなぁ、と思ってました。
ですが、久しぶりにメンテナンスしたり、しばらく使ってみているうちに、どちらの時計も妙に愛着が増して来たことに自分でも驚いています。

機械式時計にハマって以来、使う前にゼンマイを巻いて時刻を合わせないといけなかったり、日付を合わせる時も禁止時間帯があったり、面倒だけど、それこそが道具としての時計を使う喜びで、いくら便利でもソーラー電波時計なんて味気無くてつまらないよな、とか思ってました。
でも、ホントに今更過ぎて恥ずかしいですけどソーラー電波時計と言うものも、なかなか良いものですね。
なんと言っても充電さえしておけば止まらずに常に正しい時刻を刻み続けてくれている事。時計としての本分を申し分無く果たしてくれています。機械式時計の生活にどっぷり浸かっていた私にとっては、その事が実はとても新鮮で、安心感というか時計に対する信頼感が心地良いんですよね。機械式時計が好きすぎて盲目的になっていましたが、扱いの繊細さや、1日に数秒はズレる精度にストレスを感じていた部分も少なからずあったのかも、と気づかされました。
そう思って色々調べてると、ソーラー電波時計にも魅力的なモデルが沢山目に入ってきます。
でも、これ以上購入検討の対象が広がるのも怖いので、視野が広がって良かったと言う程度に留め、あまり考えない事にします^_^;
機械式時計に対する愛情は変わらないですし、どっちが好きかと言えばやっぱり機械式時計なので、、。

ではまた。


WAVE CEPTER OVERLAND OAW-100TDJ-7AJF
ムーブ :CASIO 4319
風 防:ミネラルガラス
ケース幅(mm):41.2
ベゼル直径(mm) : 37.0
ケース厚さ(mm) : 11.5
重さ : 約85g
防水  : 10bar
その他機能 :
・電波受信機能(国内2局/北米)
・ソーラー充電システム「タフソーラー」
・世界30都市ワールドタイム
・ストップウォッチ 
などなど

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