セイコーのSRP637K1
BABY TUNAと呼ばれているモデルです。アーマードモンスターなんて仇名もあるみたいですね。
いわゆる外胴付きのモデルですが、その中でもひときわゴツい造形や、外胴がベゼルを咥え込むように組み合わさったディテールなどメカ好き男子にはたまらないデザインではないでしょうか。
砂噛みや汚れが溜まりそうな部分が山ほどあって、ダイバーズウォッチとして実使用を考えるといかがなものかと言う事になるんでしょうが、そんな細かい事など吹き飛んでしまうような圧倒的な存在感です。
付属のブレスも悪くは無いのですが、本体の迫力とのアンバランスを感じてしまったので、その界隈?では定番のタイコノートのエンジニアブレスtype2に換装してます。ズッシリとした重さとソリッド感ある形状は、このモデルの為に作ったのではないかと思うぐらいにマッチングは最強です。
さて、このSRP637ですが、ケースの幅47.5㎜。私の所有する時計の中でも断トツのデカさです。
購入前に一番心配だったのがこのサイズ感。
想像ですが、私と同じ様にサイズが気になって購入まで踏み切れない方が沢山いらっしゃるんじゃないかと思います。国内で現物を確認出来る所も少ないですし。
インスタ等でリストショットをみてもその人の腕の太さがわからないから不安は拭えないですよね。海外の方が多いので日本人からしたら規格外の太腕かも知れないですし。
と言う事で、腕まわり約175㎜の平均的な日本人サイズである私が着用したイメージを晒しましょう。
どうでしょう、当然デカいことはデカいですが、47.5㎜と言う数値で恐れた程ではないですよね。外径と比較してフェイスがそこまで大きくなく、ラグも短いからじゃないかと思います。どう感じるかは個人差あると思います。購入検討されている方の参考になれば嬉しいです。
これは他の人のレビューなどでも語り尽くされていますが、仕上げや素材感は販売価格を考えると素晴らしいの一言です。もちろん(あえてこの場で具体的な指摘はしないでおきますが、)細かい部分を見ていくと残念な部分やアラが見受けられます。でもそれは他社の 10万円を軽く超えるようなモデルと比べての話。逆に言えばそのクラスの時計と比較したくなるほど出来が良いと言うコトです。
これだけのクオリティをこの価格帯で販売できるセイコーの企業努力には頭が下がります。
ムーブメントは4R36 。特筆することはないですが、手巻き&ハックが付いてますし、精度含めて日常使用で特に不満を感じた事はありません。強いて言えば外胴のせいで竜頭のねじ込み/リリースがやりにくいぐらいでしょうかね。それもムーブメントとは直接は関係ありませんね、、。
このシリーズ、明確な情報では無いのですが、どうもディスコンぽいですね。もはや海外サイト含めてもお買得価格で売ってる所は在庫無しになって久しいです。国内で新品を入手しようとすると、既にある程度のプレミア価格での購入しか無さそうですし、中古や個人売買でも最近は安値での落札は難しくなってきている様です。定価はUS$575らしいので、それ以下の価格で見つけたら即購入でも後悔はないと思います。モノは良いので。
同じ形状で色違いののSRP639や641の方はまだ弾数がありそうです。
SRP639もIWCアクアタイマーを彷彿とさせる黒ベゼル&イエローアクセントが カッコいいですよね。実はこれを買う時に639とかなり迷って、639の方を買う寸前でした。サイズに対する不安があったのと同等価格で637を見つけてしまったのもあり、最後の最後に日和って比較的無難な637を選んでしまいましたが、639を選んでも全く後悔はしなかっただろうなと思います。
こちらも近いうちに入手難しくなると思いますので欲しい方は早めの決断が吉かと。
SEIKO PROSPEX SRP637K1
ムーブ :4R36(自動巻 手巻き、ハック付)
風 防: ハードレックス
ケース直径(mm) : 47.5
ケース厚さ(mm) : 13.5
重量 :203g (純正ブレス含む)
竜頭 : ねじ込み式
ベゼル : 逆回転防止ベゼル
防水 : 200m
日付、曜日表示 :英語 スペイン語