グローバルではどうか知らないですが、日本ではマーケティングが上手く行ってないイメージのあるアルピナ。10年以上前に某カメラ系量販店で格安で買いました。今思えば代理店変更か何かの在庫処分だったのかもしれません。いまはシチズン傘下フレデリックコンスタントのそのまた傘下のブランドになってしまったようです。
今のラインナップを見ると特にパイロットウォッチ系になかなかカッコいいデザイン多いですね。このモデルもスタータイマーシリーズで一応パイロットウォッチ系に属するのですが、今のラインナップと比べるとだいぶ落ち着いた雰囲気です。この系統のデザインは今後はアルピナからはあまり出て来ないかもしれません。フレデリックコンスタントとも若干方向が被りますし。わかりませんが。
時計としての作りは良いです。例えば10時位置の竜頭で操作するインナーベゼル。凄いスムーズに廻ります。どう表現したらいいかわからないですが、遊びやガタ付きが全くなくヌルヌル回る感じと言ったら伝わるでしょうか。精度感が気持ち良くて、つい無意味に回してしまいます。また、裏蓋円周上のブランド刻印もレーザーや打刻ではなく、たぶん専用金型を使ってるんじゃないでしょうか。モデルNo.まで金型で入れている例ってあんまり見ないですよね。細かいところまで丁寧に作っていると言えるかと思います。
ムーブメントはETA7750、黒いローターが特徴的です。2カウンターのクロノグラフで永久秒針無しのため、ダイアルは上品でスッキリとした印象。秒針無しだと時刻合わせも割り切ってササッと済ませられるので、いいですね。
ダイアルはパッと見アイボリーですが、仄かにパールが入っています。買った当初はパールじゃなくてシンプルなアイボリーでも良かったのにと思ったりしましたが、長く使ってみるとコレはコレでクラシックに振れすぎない良いバランスのカラーなんじゃないかと肯定的に感じる様になりました。
このベルトも自作です。元々付属していたのも似た感じのレザーベルトでしたが、ラグ幅22㎜で純正尾錠が幅18㎜なんです。汎用ではあまり選択肢が無いサイズだったので作ってしまいました。硬めのレザーで作りましたが、"自分的には" 比較的よく出来た方なので気に入って使ってます。
ケースは41.5㎜。ですがインナーベゼル仕様でケースギリギリまで風防があるからか、体感はもう少し大きく感じますね。厚みは15㎜。
腕周りは175㎜の着用画像です。
最近手巻きするとローターが供回り気味なので、オーバーホール時期なんだろうなと思いますが、もともと月1回程度の使用頻度ですし、まだ目立った進み遅れは出ていないので、もう少し先延ばししようかと、、。そもそも秒針無しなので正確な精度はわかりませんし気にしてません^ ^
シチズンのブランド戦略の中では微妙な位置付けになってるらしき記事をどこかで見た気がしますが、どうなる事やら。
Alpina Startimer Chronograph AL725LWW4R16
ムーブメント:ETA7750 永久秒針無し
風 防：サファイアクリスタル
ケース直径(mm) ： 41.5
ケース厚さ(mm) ： 15
防水 ： 100m
